本の一頁

未来圧
AIでできることが増えつづける今、人に残されるものは何か
2026年9月 刊行予定
この本について
存在しない未来が、存在する現在を裁いている。本書はその圧を「未来圧」と呼ぶ。AIでできることが増えた二〇二六年、圧は自分の目標からでなく、道具が見せる「できるはず」から毎晩来る。圧は経営者の焦りから始まり、会議の空気になり、制度に堆積する。ある創業社長のある日の出来事を追い、その場面で何が起きていたかを解く。渡すのは、圧の名前と、二つの問い。何を守るか。誰への責任を引き受けるか。軸は、未来にはない。今にある。
なぜ、いま
AIは、使う側が努力してもしなくても、速くなっていきます。使う側の速さは、去年のままです。この差は、何もしなくても開きます。開いた時間は、次の仕事に消えます。
存在しない未来が現在を裁く圧は、以前からありました。二〇二六年、その未来の供給源が、自分の目標から、道具が見せる「できるはず」に替わりました。自分の目標なら、自分で下ろせます。道具が見せるものは、毎晩、外から来ます。だから、増えています。
作り
各章は、田島という経営者の、ある日の出来事から始まります。続く後半で、その場面で何が起きていたかを、著者が解きます。手順の代わりに、出来事と分解を置きました。
田島は、著者が会ってきた経営者の何人かを重ねた、架空の人物です。会社の数字は、最後まで改善しません。効果は約束しません。箇条書きのまとめも、番号付きの手順も、章末の教訓も置いていません。
渡すのは、圧の名前と、二つの問いです。何を守るか。誰への責任を引き受けるか。
目次
第一部 未来圧
存在しない未来が、存在する現在を裁く/差分を見る職業/二つの未来/人が人でなくなるとき/〈舐めるしかない〉
第二部 減圧
肩が上がっている/一度に一つ/すでにあるもの/余白/〈罠〉「今日は減圧できたか」と測り始めた瞬間に
第三部 伝染
同じ言葉、別の出来事/未来圧は制度になる
第四部 時間に耐えるもの
決めるという行為/型ということ/当たり前が違う/二つの暦/残るもの
終章
今がずっと続く/あとがき
著者
望月貴生。五次元経営株式会社 代表取締役。みずほ銀行、ジャフコ等でM&Aの実務を経たのち、いまは経営へのAI導入を本業にしています。
未来圧という言葉は、その現場から出てきました。AIで計画と実行が速くなるほど、経営者が計画との差を確かめる回数が増える。その場面を繰り返し見たことが、この本の起点です。
この本は、AIにアプリを作らせるときと同じ手順で書いています。その手順は、お会いした方に直接お話ししています。
直接話す
この本を書きながら、経営者の方に、いつか、と思いながら置いてあることを伺っています。その話を伺う時間です。オンラインで30分、費用はかかりません。
この本のことを直接話す刊行のお知らせ
刊行のお知らせは、この頁に載せます。メールでのお知らせをご希望の方は、下の宛先へ一言いただければ、刊行時にお送りします。
『未来圧』について問い合わせる五次元経営 www.5dmgmt.com/miraiatsu/book mochizuki@5dmgmt.com