同じ情報を持っていても、 経営者によって判断が違う。
ある人は攻めの判断をする。 ある人は守りの判断をする。 ある人は、判断を保留する。
能力の差だろうか。 経験の差だろうか。
実は、もっと手前にあるものが 判断を決めています。
判断の質を決めているのは、 情報の量でも、分析の精度でもありません。
経営者の内側の状態です。
判断精度、胆力、空気感。 五次元経営では、これを「内的企業価値」と呼んでいます。
内的企業価値が高い状態で判断すると、 視野が広い。迷いが少ない。結果が良い。
内的企業価値が低い状態で判断すると、 守りに入る。攻撃的になる。消耗する。
同じ人でも、内的企業価値の状態によって、 まったく違う判断が出てくる。
そしてこの違いは、 企業価値に直接反映されます。
内的企業価値 → 判断精度 → 企業価値倍増。 この連鎖は、静かに、確実に動いています。
- 構造①:判断精度は内的企業価値で決まる
- 構造②:同じ人でも、状態によって判断が変わる
- 構造③:内的企業価値が企業価値倍増の起点になる
構造①:判断精度は内的企業価値で決まる
情報を集めれば、 良い判断ができる。
多くの人がそう考えています。 でも実際は違う。
同じ情報を持っていても、 恐れの中にいれば守りの判断が出る。 怒りの中にいれば攻撃的な判断が出る。 整った状態にいれば、全体を見た判断が出る。
判断精度を決めているのは 情報ではなく、内側の状態。
経営者の判断精度、胆力、空気感。 これらが整っている状態を、 内的企業価値が高いと表現します。
内的企業価値が高い経営者ほど、 少ない情報でも正確な判断ができます。
構造②:同じ人でも、状態によって判断が変わる
内的企業価値は固定値ではありません。 同じ経営者でも、日によって変動する。
睡眠不足の朝と、 よく休んだ朝では判断が違う。
不安を感じているときと、 穏やかな状態のときでは視野が違う。
これは「弱さ」ではなく「構造」です。
大切なのは、 今の自分の内的企業価値がどのあたりにあるか、 把握できていること。
把握できていれば、 「今は判断しない」という判断もできる。
それ自体が、 判断精度の高さです。
構造③:内的企業価値が企業価値倍増の起点になる
企業価値を上げたいとき、 多くの場合、外側の施策から入ります。
売上を伸ばす。コストを下げる。 新しい市場を開拓する。
これらは正しい。 でも、十分ではない。
すべての施策は、 経営者の判断から生まれます。
判断の質が高ければ、 施策の質も高くなる。
判断の質は、内的企業価値で決まる。
つまり、 内的企業価値 → 判断精度 → 施策の質 → 企業価値倍増。
この連鎖の起点にあるのは、 外側ではなく内側です。
内的企業価値を整えることが、 企業価値倍増への最も静かで、 最も確実な道筋かもしれません。
内的企業価値を観察する
- 最近の重要な判断を一つ思い出し、そのときの内側の状態を振り返る
- 恐れ・怒り・勇気・愛、どのあたりから判断していたか感じてみる
- 「今の自分の内的企業価値はどのあたりか」を、評価せずに把握する
- 整った状態のときに、改めて判断に向き合ってみる
判断の質は、 情報ではなく状態で決まる部分が大きい。
そして状態は、 内的企業価値という言葉で 把握できるようになります。
内的企業価値が整えば、 判断が変わる。 判断が変われば、 企業価値は静かに倍増していく。
今の内的企業価値を知ること。 それが、すべての起点です。