意識レベルという言葉を 聞いたことがあるかもしれません。
ホーキンズ博士が提唱した、 1から1000までのスケール。
「意識が高い」「意識が低い」 と聞くと、抵抗を感じる方もいるでしょう。
でも、この地図が示しているのは、 優劣ではなく、 経営者の「内側の状態」です。
ホーキンズの意識レベルは 「評価」ではありません。 「地図」です。
今、自分がどの位置にいるかを 把握するためのもの。
そしてこの地図は、 経営者にとって特別な意味を持ちます。
判断精度、胆力、空気感。 経営者の内側の状態は、 数値化しにくいけれど企業価値に直結している。
五次元経営では、 この目に見えない資産を「内的企業価値」と呼びます。
ホーキンズの意識レベルは、 内的企業価値を測るための理論的な土台。
地図があると、 自分の現在地が分かる。 現在地が分かると、 企業価値がどこに向かっているかも見えてきます。
- 構造①:意識レベルは経営者の「内側の地図」
- 構造②:内的企業価値 = 判断精度 × 胆力 × 空気感
- 構造③:地図が見えると、企業価値の方向が見える
構造①:意識レベルは経営者の「内側の地図」
ホーキンズ博士は、 意識を1-1000のスケールで表しました。
大まかに分けると:
20-75: 恐れ・悲しみ・無気力 100-175: 怒り・欲望・プライド 200: 勇気(転換点) 250-400: 中立・意欲・受容・理性 500以上: 愛・喜び・平和
200が転換点。 200以下は力が収縮する方向、 200以上は力が拡張する方向。
経営者にとって重要なのは、 この地図を「評価」として使わないこと。
「今、自分はどのあたりにいるか」 それを静かに把握するための道具です。
構造②:内的企業価値 = 判断精度 × 胆力 × 空気感
企業価値には、 財務諸表に載る部分と、 載らない部分があります。
載らない部分の中核にあるのが、 経営者の内側の状態。
判断精度。 一つひとつの意思決定の質。
胆力。 不確実な状況でも動ける強さ。
空気感。 組織に静かに伝わる経営者の状態。
これらは意識レベルと連動しています。
恐れの中にいると、判断は守りに入る。 勇気の中にいると、前に進める。 愛の中にいると、全体が見える。
内的企業価値が高い経営者は、 結果として企業価値も高い。
この対応関係が、 ホーキンズの地図で見えるようになります。
構造③:地図が見えると、企業価値の方向が見える
地図がないと、 今どこにいるか分からない。 どこに向かっているかも分からない。
意識レベルという地図があると、 「今、恐れの中にいる」 「今、勇気のレベルにいる」 と把握できる。
把握できると、 経営判断の質が予測できます。
内的企業価値が整っている状態で判断すると、 企業価値は上がりやすい。
整っていない状態で判断すると、 短期的な成果は出ても、 長期的には消耗する。
企業価値倍増の鍵は、 外側の施策だけではなく、 内側の地図を持つことにあります。
内側の地図を確認する
- 今の自分の状態を、恐れ・怒り・勇気・愛のどのあたりか感じてみる
- 最近の経営判断が、どのレベルから出ていたか振り返る
- 200以下にいると感じたら、判断を少しだけ保留してみる
- 状態が整ったと感じてから、もう一度判断に向き合う
意識レベルは評価ではありません。 高いから偉い、低いから駄目、ではない。
今どこにいるかを知るための地図です。
そしてこの地図は、 内的企業価値という 目に見えない資産につながっている。
自分の現在地を知ること。 それが企業価値を静かに変える、 最初の一歩かもしれません。