AI時代の在り方2026-02-216分で読める

AIネイティブ化と内製化の違い

「内製化」という言葉を よく聞くようになりました。

外注していたものを、社内で。 外に出していたものを、中に。

それ自体は良い方向です。

でも、内製化したのに 何かが変わっていない感覚がある。

エンジニアを雇った。 社内に開発チームをつくった。 でも、自分と開発チームの間に やっぱり「翻訳」が必要になっている。

それは、なぜだろうか。

内製化とAIネイティブ化は、 似ているようで構造が違います。

内製化は、実行の場所を変えること。 外注先が社内の技術者に変わっただけ。

経営者自身は、依然として 「伝える側」にいます。

AIネイティブ化は、 経営者自身がつくる側に回ること。

意思決定と実装が直結する。 間に誰も入らない。

違いは「主導権の位置」です。

内製化では、主導権は社内にある。 でも、経営者の手元にあるとは限らない。

AIネイティブ化では、 主導権が経営者の手元に戻る。

この差は、小さいようで大きい。

  • 構造①:内製化は実行の場所を変えること
  • 構造②:AIネイティブ化は経営者自身がつくる側に回ること
  • 構造③:主導権の位置が決定的に違う

構造①:内製化は実行の場所を変えること

内製化の本質は、 「どこで実行するか」の変更です。

外注先に頼んでいたものを、 社内のエンジニアがやるようになる。

コストは変わるかもしれない。 スピードも変わるかもしれない。 コミュニケーションも、少し楽になるかもしれない。

でも、構造は変わっていません。

経営者が要望を伝える。 技術者が解釈する。 技術者が実装する。 経営者が確認する。

「伝える→解釈→実装→確認」 このループは、外注でも内製でも同じ。

場所が社外から社内に変わっただけで、 経営者は依然として「伝える側」にいます。

構造②:AIネイティブ化は経営者自身がつくる側に回ること

AIネイティブ化は、 構造そのものが変わります。

経営者がAIと直接対話する。 「こうしたい」と伝えると、AIが形にする。 違えば、その場で伝え直す。

間に誰もいません。

「伝える→解釈→実装→確認」ではなく、 「考える→形になる→確認する」。

解釈のステップが消える。 翻訳が不要になる。

経営者の頭の中にあるものが、 そのまま形になる。

これは、内製化とは根本的に違う体験です。

内製化は「良い通訳者を社内に持つ」こと。 AIネイティブ化は「通訳が不要になる」こと。

構造③:主導権の位置が決定的に違う

内製化した場合、 主導権はどこにあるか。

多くの場合、 技術者に依存する構造が残ります。

「これはできますか」とエンジニアに聞く。 「それは工数がかかります」と言われる。 「では別の方法で」と妥協する。

主導権は社内にある。 でも、経営者の手元にはない。

AIネイティブ化した場合、 主導権は経営者の手元にあります。

「これをやりたい」と思ったら、 自分でAIに伝えて、形にする。

できるかどうかを誰かに聞く必要がない。 工数を気にする必要もない。

純粋に「やるべきかどうか」だけで判断できる。

この差が、経営の質を分けます。

主導権の位置を観察する

  1. 最近、社内で何かを「つくりたい」と思ったときの流れを思い出す
  2. そこに「翻訳」や「解釈」のステップがあったかどうかを確認する
  3. 自分が「伝える側」にいるか「つくる側」にいるかを観察する
  4. 主導権が自分の手元にあるかどうかを、静かに感じてみる

内製化を否定する必要はありません。 外注先を社内に移すことにも、意味はある。

ただ、その先に もう一つの選択肢があります。

経営者自身がつくる側に回る。 意思決定と実装を直結させる。

内製化が「社内でやる」ことだとすれば、 AIネイティブ化は「自分でやる」こと。

その違いを知った上で、 どちらを選ぶかは、あなた次第です。

内製化のその先にある選択肢について、詳しくご紹介しています。

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