意識の構造2026-02-217分で読める

内的企業価値とは何か

企業価値を高めたい。

売上を伸ばす。利益率を上げる。 ブランドを磨く。市場での評価を高める。

これらは大切なことです。 でも、これだけを追いかけていると どこかで息が詰まることがある。

数字は上がっているのに、 何かが足りない。

その「何か」について、 少し考えてみたいと思います。

企業価値には二つの側面があります。

一つは「外的企業価値」。 売上、利益、ブランド、市場評価。 外から測定できるもの。

もう一つは「内的企業価値」。 経営者の判断精度。 困難に向き合う胆力。 そして、経営者自身の状態──ごきげん。

外的企業価値は結果です。 内的企業価値は、その結果を生み出す源泉です。

判断精度が高ければ、良い判断が積み重なる。 胆力があれば、困難な局面で踏み留まれる。 ごきげんであれば、チームに良い影響が広がる。

内的企業価値が高い経営者のもとでは、 外的企業価値は自然と高まっていきます。

この構造に気づくかどうかが、 企業価値の天井を決めます。

  • 構造①:外的企業価値は結果、内的企業価値は源泉
  • 構造②:内的企業価値の三要素──判断精度、胆力、ごきげん
  • 構造③:内的が高まると外的は自然とついてくる

構造①:外的企業価値は結果、内的企業価値は源泉

外的企業価値は、 測定できるものです。

売上はいくらか。 利益率は何パーセントか。 ブランドの認知度はどれくらいか。 株価や時価総額はいくらか。

これらは大切な指標です。 でも、これらは「結果」です。

結果には、必ず原因がある。

同じ市場環境で、 同じような事業をしているのに、 企業価値に大きな差が生まれることがあります。

その差を生んでいるのは、 戦略やプロダクトの違いだけではありません。

経営者自身の「内的な質」が、 結果に影響しています。

内的企業価値とは、 その「内的な質」を言語化したものです。

構造②:内的企業価値の三要素

内的企業価値は、 三つの要素で構成されます。

一つ目は「判断精度」。

経営は判断の連続です。 その一つひとつの精度が高ければ、 良い結果が積み重なります。

判断精度は、情報量だけでは決まりません。 判断するときの状態に大きく左右されます。

二つ目は「胆力」。

困難な局面で逃げずに向き合えるか。 不確実な状況で決断できるか。

胆力とは、 恐れの中にいても動ける力です。

三つ目は「ごきげん」。

経営者自身が内側から満ちている状態。 これは甘い話ではありません。

ごきげんな経営者のもとでは、 チームが自然と動きます。 良い人が集まります。 顧客との関係が良くなります。

ごきげんは、経営の基盤です。

構造③:内的が高まると外的は自然とついてくる

内的企業価値が高い経営者は、 どのような判断をするか。

焦りではなく確信から動く。 恐れではなく可能性から判断する。 欠乏感ではなく充足感から経営する。

この状態で下された判断は、 自然と質が高くなります。

質の高い判断が積み重なると、 外的企業価値は自然と上がっていきます。

逆もまた真です。

外的企業価値を追いかけるあまり、 内的企業価値が下がることがある。

無理をして売上を伸ばす。 焦って判断する。 疲弊してごきげんを失う。

すると、外的企業価値も いずれ頭打ちになります。

内的が先。外的は後。

この順番を知っているかどうかが、 企業価値の天井を決めます。

内的企業価値を観察する

  1. 最近の大きな判断を一つ思い出し、そのときの自分の状態を振り返る
  2. 焦りから判断したか、確信から判断したかを観察する
  3. 今の自分の「ごきげん度」を、静かに感じてみる
  4. 内的企業価値と外的企業価値、どちらに意識が向いているかを確認する

企業価値を高めたいなら、 外側だけを見ていても どこかで天井が来ます。

判断精度。 胆力。 ごきげん。

この三つが揃ったとき、 経営は静かに変わり始めます。

内的企業価値は、 外からは見えにくい。 数字にもなりにくい。

でも、確実に結果を左右している。

あなたの内的企業価値は、 今どのあたりにあるでしょうか。

内的企業価値を可視化する

内的企業価値診断では、判断精度・胆力・ごきげんの現在地を静かに可視化します。数字では見えない経営の源泉を、確認してみませんか。

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